鋼製の研ぎ方

鋼製などの包丁の研ぎ方

包丁は、和包丁の他、洋包丁や中華包丁といった種類がありますが、通常家庭で使うものは、和と洋の良いとこ取りの「三徳包丁」などが一般的です。

またその材質もいろいろあり、ステンレスや鋼などが一般的に使われています。一般には錆びにくいステンレス製が人気ですが、鋼の方が切れ味が優れています。

この鋼にも、更に合金成分が含まれていないものや、クロームとタングステンと炭素の化合物が含まれているものなどに分かれています。

化合物が含まれていると、より硬く粘り強さのある刃になりますし、またより磨耗しにくくもなります。しかし、熟練した鍛冶職人の手であれば、合金成分が含まれていなくても素晴らしい硬度と粘り強さが得られるので、これはより職人の腕が問われる素材だといえます。

どちらの素材であったとしても、包丁は使っているうちに摩耗してしまうので、研ぎが必要になります。刃物を扱うお店に持っていけば研いでくれるサービスをしているところもありますが、家庭でもコツをつかめば研ぐことはそれほど難しくはありません。

研ぐというと、市販の簡易研ぎ機を使うことを思いつく方もいるかもしれませんが、研ぎ機は、刃先を削るものなので、研いだ直後は切れますが、また直ぐに切れなくなることが多いです。砥石を使って研ぐ方が、切れ味は長持ちします。

砥石で研ぐときには、まず十分な量の水を砥石に含ませ、泥が砥石にある状態を作ります。たまに洗い流しながら研ぐ人がいますが、泥を流してしまっては上手くできません。研ぐときは、力は入れすぎず、包丁を滑らすように平らに動かします。

慣れれば、刃が鏡面のように、美しく鋭く研ぐことができるようになります。また砥石は、面全体を使うようにして平らに研がないと、だんだん湾曲してきて刃物をきれいに研げなくなるので注意しましょう。

包丁は、水分を残したまま放置しておくと、黒ずんでしまう場合もあるので、普段からの手入れも大切です。といっても、簡単に出来るので、使い終わった一日の終わりに手入れをしてあげると良いでしょう。

やり方は、まずまな板とスポンジ、クレンザーを用意します。包丁をまな板の角に当てたら、クレンザーを付けたスポンジを、刃の外側へ向けて動かすようにして洗い、あとは水で洗い流してふき取れば終了です。

包丁は、値段もピンからキリまでありますが、極端に安いものでなければ、普段から手入れをしておけば長く鋭い切れ味のまま使うことが出来ます。